新年明けましておめでとうございます。
1.WPからOwndへ移転
新年を機にブログ発信を、WordpressからAbema Owndに変えました。
理由は、これまでも度々ご報告してきましたような、WP上で発生する様々な障害を回避するためです。お金を出せば、WP以外にも安全に使えそうなサイト作成サービスはたくさんありますが、無料という絶対条件下では、代替方法を探すのも一苦労です。
おまけに、無料ながらある程度の容量があって、そこそこ見映えもよくしたいという虫のいい希望もあり、かなり迷っていたのですが、Abema Owndという無料のブログ作成サービスを使わせていただくことにしました。
無料のブログサービスは、サーバ込みでの提供ですので、WPでは必要だったサーバー管理からも解放されて、ブログ発信に集中できるという非常にありがたいサービスですが、当然のことながら様々な制限があります。
容量制限もその一つ。当然ですよね。
ワンクリックで簡単にブログ発信ができるサービスですので、基本的には既存のデザインやレイアウトなどの中から選ぶことになりますので、デザインなどの選択の幅もかなり制限されます。これも当然ですよね。 様々ある制限の中で、容量とデザイン面を優先してAbema Owndを選んだ次第です。
2.WPで頻発する異変
WPはもともとオープンソースなので無料の上に操作に関しても自由度はかなり大きいのですが、外部からの侵入度も非常に高いというのが、実体験に基づくわたしの感想です。
WPをめぐる様々な障害についてはこれまで何度もご報告しておりますので繰り返しませんが、未報告分についてご報告させていただきます。
外部からの侵入といえば、編集中に突如、テーマ(テンプレート)の売り込み画像が侵入してきたことがあります。チームを組んでいるのか、複数の外国人の顔写真(テーマ作者)が入った、テーマの見本画像が並んだ、スマホのような小さな縦長の画像でした。リンクも入っていました。
調べてみると、WPのテーマリストにはないテーマ集のようでした。障害慣れしているわたしですが、余りにも露骨な侵入にはさすがにぞっとして、画面を閉じて必至でその画像を追い出しました。
以前にはメールでの売り込みはありましたが、文字入力中の画面にまで露骨に侵入できるのかと、WPの仕組みの特異さに驚きました。
テーマの利用者が増えれば増えるほど作者の評価も上がるので、無料テーマながら売り込みをかけてくるのでしょうが、それだけではなく、わたしのサイトへのアクセスも取り込もうとしているのではないかと思います。
売り込みは全て外国人です。
他には、外国からの大量のコメントが寄せられることも悩みのタネでした。コメントオフに設定していても大量のコメントが届きます。表には表示されないものの、削除しても削除してもあっという間に大量のコメントが溜まります。数ヶ月で数千、多い時で8000を越えていたこともあります。
WP-Optimizeという不要なデータを削除するアプリ(プラグイン)があるのですが、これを使っても削除されません。WP-Optimizeでは、コメントは残っていないと表示されるのですが、コメントは管理画面内に貼りついて消えません。やむなく直接削除せざるをえないのですが、余りにも大量なので、データベース(DB)から削除していました。
しかし驚くことには、DBから削除しても消えないケースもありました。ここまでくると不気味ですらあります。アプリでは消えないのも当然という貼りつき具合です。ただし、これもブラウザによって違いがありました。
Edgeでも、WP-Optimizeでは削除できませんでしたが、DBから削除すると瞬時に消えました。しかしChromeでは、DBから削除しても消えません。やむなくEdgeで削除すると瞬時に消えました。キャッシュが原因なのか。Chromeではキャッシュ機能が強いのかどうか。
コメントの大半は英語ですが、次いでロシア語、韓国語、アラビア語まで入っていました。わずかながら、サイトを見ての有益な感想も含まれていたとはいえ、大半が営業目的のコメントです。
削除も面倒なので、コメント欄そのものを非表示にしたのですが、非表示前のブログにはコメント欄が残っており、そこからコメントが投稿されていました。よくもまあ!という感じ。
DBからコメント欄を削除すると、古いブログからもコメント欄が削除されるだろうとは思いましたが、そこまでの決断はできず、コメント機能はDBには残したままにしていましたので、それが災いしたようです。しかしその執拗さには驚きかつ恐怖を覚えました。
ここまで執拗に当サイトに貼りつくのは、わたしのブログが素晴らしいからではなく、アクセスが多いからだと思われます。それ以外に理由があるのかどうか。
さらに厳密に言うならば、「ashi-jp.com」という当サイトのドメイン(URLの中核)に貼りついているということです。
3.検索キーワードとドメインをめぐる怪
ドメインといえば、WP版で計測しているGoogle Analyticsによれば、当サイトの検索クエリ(キーワード)で圧倒的に多いのが「parklogic.com」となっています。これはここ数年不変です。以前はここまではほとんど確認していませんでしたので不明。
parklogic.comとはアメリカのドメイン管理会社ですが、実はこの会社は、GMOでドメイン登録・管理していた当時のレジストリ(GMOのドメイン管理の上位機関)でした。後にレジストリは、お名前.comに変更。
GMOでのドメイン管理下で発生した異変については、以下にまとめております。
ドメイン管理を委託していたGMOは長期にわたって不正を働いていたわけですが、当時はドメイン管理に関する知識は皆無に近く、すぐにはGMOの悪事には気がつきませんでした。しかし度々異変に遭遇したことからにわか勉強をしてぼんやりと理解はできたたものの、十分な理解にまでは至っていませんでした。
詳細については上記リンクをご覧いただきたいですが、今になって分かる最大の問題点は次の一点です。
ドメイン管理者は、ドメインに関する情報(whois情報)に間違いがないか、登録更新の都度、必ず登録者に確認する決まりがあるにもかかわらず、GMO管理時(2015年1月~2020年1月)の5年の間、whois情報の確認は一度もなされませんでした。
whois情報という名前を知ったのは、さくらインターネットでドメイン登録した後のことです。さくら(上位機関のレジストリのJPRS)では、毎年必ず更新後には、確認のためにwhois情報が送られてきたからです。GMOでは一度もありません。皆無です。
といういい加減な管理ですので、GMOはいくらでも不正にドメインを入手可能。おかげでGMO=お名前.comは、日本最大のドメイン販売会社になっています。
このGMOからドメインをさくらインターネットに移管するに際しては、様々な妨害に遭い、移管完了まで一月近くかかりました。その後、さくらからXサーバーへ、Xサーバーからさくらインターネットへドメイン移管をしましたが、この2回の移管はいずれも一瞬で終わりました。
GMOがいかに異様か、この2回のドメイン移管で改めて思い知らされました。
ところで、ドメイン異変に関与していたと思われるParklogicは、GMOとどういう関係なのかとのわたしの質問に対して、GMOは自社の関連会社だと答えていましたが(GMOの情報隠し)、この真偽については不明です。
しかし以下のGoogle Consoleのデータにが事実ならば、Parklogicは、今なおashi-jp.comに貼りついていることになります。
以下の画像をご覧くださ。Parklogicは検索キーワード(クエリ)の1位、2位と4位の上位を独占。当サイトへの検索の90%ぐらいが、Parklogic絡みだという奇っ怪なデータがGoogleに記録されています。しかもこのデータは何年も不変。
上記のキーワードのリンクをクリックしても、Consoleページが表示されるだけ。
Parklogicのおかげで、当サイトへの検索が発生したと見るべきなのかもしれませんが、なぜ当サイトとParklogicとが結びつくのか。その理由は、以下の画像が語っているはずです。
GMOで管理中に、ashi-jp.comにパラサイトしたサイトが多数生まれています。上記「ww12.ashi-jp.com」もその一つ。
ドメインは完全なかぶりがなければ登録OKですので、これらのサブドメインは違法ではないとは思いますが、サイト上部の真ん中に、赤丸で囲っておりますように「ashi-jp.com」と表示されています。これは、明らかに当サイトへのパラサイトを狙ったものです。
よくもこんな恥知らずなドメインの使い方ができるものだと、ただただ呆れるばかりですが、今なおParklogicが当サイトと繋がっているところをみると、今もパラサイトサイトが誕生しているのかもしれません。
WPとは無縁のサイトでもパラサイトサイトが存在しているのであれば、今さらWP使用を止めてもパラサイトは消えないかもしれませんが、その被害を少しでも減らしたいというのが、今回の大移転の一番の理由です。
Owndは、無料でも独自ドメイン(ashi-jp.com)が使えますが、ashi-jp.comにすると、Owndにもパラサイされるのではないかとの心配もあり、ドメイン込みの完全な移転の決断には至っておりません。
大量のコメントといい、多数の酷似サブドメインといい、当サイトは大量のパラサイトに見舞われておりますが、わたしにはブログからの収入はゼロです。
なお、WPのコメントは、コメントにはメールアドレスの登録が必要という設定にしたところ、ピタッと止まりました。コメント許可をオフ(コメント不許可)設定にしても大量のコメントが送られ続けてきましたが、メールアドレス登録を義務づけたところ、ピタリと止まりました。
ただし、この設定後、ロシア語のメールが1通、ほぼ毎日のように届きます。多分同一人だと思われますが、いちいち確認はしていません。
大量コメントでもロシア系事業者は、Google検索の上位獲得指南などIT関連のサービスが多く、メール営業もそうした部類のようですが、添付されている多数の資料は開いていませんので、詳細は不明。
とまあ、メールに乗り換えという例外はあるものの、大量のコメントは止まりました。しかしWPは使いたくないというのが正直なところ。以前からそう思いながらも代替方法が分からず、WPを使ってきましたが、サーバーまで無料で提供していただけるOwndを知って、新年の大移転を決断した次第です。
もう一点、報告させていただきますと、昨年7月にYouTubeで発生している動画不正を発信後、Googleから、YouTube動画にも固有のIDを付与することにしたとの連絡が届きました。
しかし唯一無二のドメインで運営しているサイトですら悪用される状況ですので、ないよりはましだとは思うものの、IDが付与されたといっても、すぐには動画の発信には踏み切れないというのが正直な感想。
なお、サイトヘッダー画像は、The Portで使っているヘッダー画像を基に作成しました。
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以上のような事情により、サイトをWPからOwndに移転します。