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めくら判大臣と政治の腐敗

めくら判大臣と政治の腐敗・アイキャッチ画像


裏金問題に加え、盛山文科大臣の統一教会癒着問題が加わり、岸田政権というよりも、自民党政権そのものの、底なしの人倫崩壊の実態が、隠しようもなくわれわれ国民の眼前に暴き出されています。これが危機だと認識している自民党議員はいるのかどうか。それが問題です。しかも、この人倫崩壊は地方にまで及んでいます
(アイキャッチ画像の盛山文科大臣の写真の出典:朝日新聞

 

1.めくら判盛山大臣

盛山文科大臣が、先の衆議院選挙で統一教会から推薦状をもらっていたという驚天動地の事実が明らかになり、猛批判を浴びています。

統一教会に解散命令を出す文科省の大臣に、よりによって統一教会との関係がこれほど濃厚すぎる人物を任命するとは、岸田総理の任命責任も厳しく問われるべきです。しかし、我々国民を完全にバカにしているとしか思えないような盛山大臣の答弁や釈明を、当人はもとより岸田総理も何も感じずに大臣更迭を拒否しています。底なしの無ぶりにはただただ唖然とするばかり。

盛山大臣は、この重大な事実を隠したまま文科大臣に就任したわけですが、統一教会との濃厚すぎる関係が写真付きで暴露されると、頭から否定はできないと判断したのか、そんな写真があるのであれば、推薦状をもらったのかもしれないとか、うすうす思い出してきたとか、子ども騙しにすらならないような、ふざけきった釈明を続けています。

しかも盛山氏は、推薦状は中身を読まずにサインしたという、完全に社会人失格、当然、政治家失格、ましてや文科大臣完全失格と判定せざるをえないような、ふざけきった釈明を恥ずかしげもなく口にしています。「めくら判大臣」とタイトルに付けましたが、盛山氏には、大臣の資格も政治家の資格もないのは言うまでもありません。

しかし盛山氏は、さらに厚顔無恥ぶりを発揮して、自分から推薦状は頼んでいないとも発言しています。自らは頼んでいないにもかかわらず、盛山氏は、統一教会が勝手に発行した推薦状を手に、満面の笑みを浮かべて、両脇に立つ統一協会関係者と一緒に写真に写っているではありませんか。こんなことがありうるのか。ありえぬことは子どもにも分かる道理です。

そもそも統一教会が、推薦を求めもしない候補者に、勝手に一方的に推薦状を発行するでしょうか。100%ありえません。統一教会は、自ら望むような政策を実行してくれる候補者に推薦状を発行しており、盛山氏もこの政策協定にもサインしている事実も暴露されています。統一教会が、何の見返りも求めずに、候補者を推薦するはずはないことは説明無用。

統一教会にとっても、信者をただ働きさせるにせよ、選挙支援にはカネがかかるわけですから、相応の見返りが期待できるからこそ推薦し、応援するわけですよ。統一教会が選挙応援をするということは、一般有権者が、自分が支持する候補者や政党を、ボランティアで応援するケースとは全く別次元のものであることも、説明は無用。

にもかかわらず、盛山氏は、われわれ国民をバカにし切っていなければ、とうてい口にはできないようなふざけた釈明を平然と続けてきました。

のみならず盛山氏は、統一教会が無償で選挙活動を支えてくれたという事実についても、自分は知らない、記録も残っていないとシラを切っています。自分の選挙を無償で支えてくれた人たちに、感謝の気持ちがあれば、どこの誰が応援してくれているのか、自ら声をかけ感謝の言葉もかけるはずです。自ずと、概略でもどこの誰かぐらいは分かるはずです。

しかし盛山氏は、どこの誰が選挙活動をしてくれていたのかは、知らないらしい。彼らに感謝の言葉すらかけなかったことを自白したも同然です。

統一教会をめぐる一連の言動からは、盛山氏は、底なしの恥知らずであること、卑怯千万な人物であること、恩知らずであるという、大臣はもとより、政治家としても受け入れ入れがたい人物であることが明白になりました。

しかし、さらに驚きはつづきます。ごく最近、盛山氏は、この時期に唐突に、盛山氏と統一教会との濃厚すぎる関係を暴露した一連の報道に対して、何か陰謀めいた動きだという趣旨の、まさに驚天動地の発言までし始めています。

とても正気では不可能な開き直り発言ですが、数々の証拠写真を前に、もう逃げる方法はないと追い詰められた結果、底なしに恥知らずな盛山氏も、ついに正気を失うに至ったのかとも思いました。しかし、おそらく真相は、正気を失ったふりをして逃げようとしているのではと思います。

盛山氏は、ここまで国民をバカにした発言を繰り返し、大臣の資格はないことが明白すぎるにもかかわらず、なおも文科大臣を続けようとしています。岸田総理も大臣更迭の考えのないことを繰り返し表明しています。

恥知らずな居座りを続ける盛山氏は、統一教会への解散命令を出したことを御旗に、この先も居座り続けることを繰り返し表明しています。

しかし安倍元総理銃撃事件から続く、統一教会をめぐる一連の動きの中で、解散命令を出さないという選択肢はありえなかったはず。岸田総理と自民党は、我が身の延命、政権を手放したくないという究極の選択を迫られる中で、ともかくも解散命令は出さざるをえなかったというのが、事の真相だったはず。

その解散命令を出したのが就任間もない盛山文科大臣だったわけですが、岸田総理は盛山氏が統一教会と超濃密な関係にあることを承知で、というよりもそれ故に盛山氏を文科大臣に充てたのではないか。解散命令は出さざるをえないが、統一教会のイヌである盛山氏を文科大臣に就任させることで、陰で何らかの補填をするというサインを送り、統一教会の不安払拭を図ったのではないか。盛山氏は岸田派だという。岸田総理が両者の関係を知らないはずはありません。

わたしのこの推測が全くの邪推に終わり、統一教会が正しく裁かれることを心底願っておりますが、卑怯で厚顔無恥きわまりない盛山氏には、文科大臣を続ける資格はないと声を大にして言いたい。

統一教会との関係が暴露された自民党議員は何人もいますが、これほど濃厚な関係が写真付きで暴露されたにもかかわらず、子ども騙しにすらならないような見えすいたウソ、言い訳を平然と口にしつづけた議員は他にはいないのではないか。

2.徳島県と大日寺

統一協会=韓国との関連で、年末に公開した大日寺をめぐる不可解なことの後日談をご報告します。

大日寺をめぐる不可解なことでご紹介した、宗教法人法違反が疑われる大日寺について、年明け早々の一月ほど前に、管轄している徳島県庁に上記のブログも添えて問い合わせをしました。県庁設置のお問い合わせ窓口から質問しましたところ、数日後、お答えしませんという返事が届きました。

また、徳島新聞が以下のような、大日寺の大栗弘昴氏に関する記事を連載していることをネットで知り、同紙にも質問を送りました。

徳島新聞 13番大日寺の若き住職・大栗さん、3カ国語駆使し寺の魅力発信 9歳で渡米、15年間留学
2024/01/08
徳島新聞 大日寺住職・大栗弘昴さん 一問一答 宿坊運営復活させたい
2024/01/09

上記記事は有料なので記事は読んでいませんが、タイトルからすると、韓国人女性住職のご子息である、大栗弘昴さんを応援する記事であることは明らかです。

地元紙として、大日寺をめぐる不可解事に関してどう考えているのかと思い、わたしのブログを添えて、大日寺は宗教法人法違反の恐れがあるが、どう考えているのかとの質問を同紙のサイトから送りました。しかし待てども、ナシのつぶて。

そこで、文化庁に同様の質問を送ろうとしたのですが、文化庁のサイトにある宗教担当課をクリックすると文科省のサイトに遷移しました。

本来、宗教関係は文化庁の管轄ですが、統一協会問題勃発後は文科省が直接関与しているようなので、宗教関連全般が文科省の管轄に置かれているらしい。遷移した文科省の宗教担当の窓口から、わたしのブログを添えて、大日寺に対する疑惑についての質問を送りました。

しかし上記の質問に対して、通常、公的機関の窓口では受信した旨の機械的な返信が来るはずですが、それすらないまま、こちらもナシのつぶて。

宗教法人の管理監督はこれほど杜撰なのかと驚き、管轄外の官邸に以下のような質問を送りました。

 

官邸への質問 2024/1/22

能登半島地震で大変なところ、このような質問をいたしまして申し訳ございませんが、昨年末からの流れで時期が重なってしまいましてご容赦ください。

標記の件につきまして、先週1/15、文化庁のサイトから以下のような質問させていただきましたが、全く何の反応もございませんので、こちらに質問を送らせていただくことにしました。質問の趣旨は文化庁への質問と同じです。

*****文化庁への質問 2024/1/15***

以下のとおりお尋ねいたします。

四国氏十八カ所13番札所の大日寺は、韓国人女性が住職を務めているとのことで評判になっていましたが、最近はご子息も住職になられたとのことで、新たに話題を呼んでおります。わたしもつい最近このニュースを知ったばかりですが、このお寺をめぐっては数々の不可解事も浮上しております。

わたしはこれらの不可解事について、自分で運営しているサイト、葦の葉ブログ(ashi-jp.com)にて、昨年末に「大日寺をめぐる不可解なこと」(https://www.ashi-jp.com/dainichiji/)と題してブログを発信しております。

詳細は上記ブログに書いておりますが、宗教法人法違反が強く疑われ状況だと思い、管轄する徳島県に、同県サイトから質問しましたが、「回答はいたしません」との返信が届き、この重大疑惑に対する直接管轄する県としての回答はいただけませんでした。

やむなく御庁にお尋ねする次第です。

なお、新年早々からご子息住職を応援するような記事を連載している徳島新聞にも同様の質問を送りましたが、回答はありません。

以上、よろしくお尋ねいたします。

*****引用終わり***

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ある意味当然のことながら、官邸からは回答はありませんでしたが、3日後の1/25に、思いがけなくも徳島県庁からメールが届きました。官邸から何らかの指示が文化庁に出され、文化庁から徳島県庁に回答を促す指示があったのだろうと思われます。

 

「徳島県経営戦略部総務課 学事調査担当でございます。

お尋ねいただいた大日寺(徳島市一宮町西丁263)等について、ご連絡いたします。

○大日寺(徳島市一宮町西丁263)について

大日寺については、徳島県知事が所轄する宗教法人あり、大栗弘昴氏が大日寺の代表役員として、届出されております。

なお、宗教法人の役員等の欠格事由は宗教法人法第二十二条(*注1)で規定されており、その他の資格・任免については、宗教活動の自由を最大限に保証するため、自主的・自律的運営に委ねられております。

○宗教法人の事業について

宗教法人は、宗教法人法第六条により、「公益事業」または、宗教法人の目的に反しない限り「公益事業以外の事業」を行うことができると規定されております。

具体的な例としては、「公益事業」として、墓地や納骨堂の霊園事業など、

「公益事業以外の事業」として、物品販売業、不動産貸付業、旅館業、駐車場業などがあり、

宗教法人が敷地内で法律に規定される事業を行うことは可能となっております。

なお、個別の法人についての回答は差し控えさせていただきますので、ご了承ください。

○宗教法人名簿の公開について

宗教法人名簿は、県庁1階の県庁ふれあいセンターでの閲覧による公開とさせていただいております。

よろしくお願いいたします。」

 

(*注1・宗教法人法)(役員の欠格)
第二十二条 次の各号のいずれかに該当する者は、代表役員、責任役員、代務者、仮代表役員又は仮責任役員となることができない。
一 未成年者
二 心身の故障によりその職務を行うに当たって必要となる認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者
三 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者


もっとも知りたかったのは、3人以上置くことが義務づけられている役員名簿と、毎年提出が義務づけられている会計報告と財産目録が、大日寺から欠けることなくきちんと提出されているのかどうかだったのですが、回答メールからは分かりません。

現在は、弘昴氏が代表役員であることは当然そうだろうと思いますが、弘昴氏が、15年ものアメリカ留学中は、母親の金氏が代表役員として名簿に記載されていたのかどうか。また、3人以上の役員のうち、残りの役員も名簿に記載されているのかどうかも不明。

大日寺が、宗教法人法に従い、毎年提出が義務づけられている会計報告と財産目録、及び、3人以上の役員名簿を徳島県庁に提出しているのかどうかには、大きな疑問符が付きます。おそらく、提出していないのではないかと思います。徳島県庁は、その違法を容認してきたのではないか。

宗教法人が所轄庁に提出すべき書類とは? 文化庁

宗教法人に必要な備え付け・提出書類 全日本仏教会

前住職の不可解な死をめぐる問題は宗教法人法の管轄外なので、今回はあらためて取り上げませんか、宗教法人法違反の疑いが濃厚な大日寺の金住職に県から賞を授与したり、県の要職を委嘱したりと、金氏を徳島県のスターダムに押し上げたのは、2003年から2023年までの20年もの間、徳島県知事を務めた飯泉嘉門氏です。

飯泉氏は全国知事会会長も務めていましたが、ロクでもない超独裁知事だったということが、以下の記事で紹介されています。恐怖を覚えるほどの、飯泉独裁県政の実態がレポートされています。

2021年08月号
官僚あがりの“在任18年”職業知事がもたらした県政の歪み 
徳島・飯泉知事に湧いた「カネとオンナ」疑惑【8/18無料公開】ZAITEN

今の日本で、これほどの超独裁政治が可能なのかと、信じられないほどの、県政の完全なる私物化の実態が暴かれています。この知事のもとでなら、韓国人住職もやりたい放題だっただろうと思われます。飯泉氏は統一協会とも関係があったそうなので、韓国人には寛大だったのだろうと思います。

今の日本は、裏金作りに励むことが政治活動の目的と化したかのような、中央政界も腐りきっていますが、地方からも腐っていく。飯泉県政は、その見本そのもの。もちろん、腐るか否かはトップ次第。こんな人物に20年間も支配されていると、徳島県も、腐る以外の方向性は見出せないでしょうね。恐怖の一言。そして、腐食が進む中央と地方で共通しているのは、統一協会との癒着、浸透です。

なお、飯泉氏は言うまでもなく自民党ですが、昨年の自民3分裂知事選では、同じ自民党の後藤田正純氏に6選を阻止されています。

[注目知事選]徳島、3分裂の背後で派閥うごめく…統一地方選
2023/03/29 読売新聞

政策転換に慎重姿勢、後藤田知事就任1カ月 会議の慣習は変化
杉田基2023年6月16日